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高血圧、糖尿病は国民病とも言えるほど身近な存在です。
日本人の2~3人に1人が高血圧、糖尿病患者と言われており、
その数は約4700万人に上ります。


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合併症と運動


今回は合併症のある方の運動について紹介します。病態によって普通の運動から軽い運動まで異なるので注意が必要です。

合併症とは
網膜症、腎症、神経障害の糖尿病三大合併症、また腰痛症など骨関節疾患、心臓病、高血圧などが挙げられます。

網膜症
運動中の血圧上昇や、血流の増加によって網膜の血管が耐えられず、出血する恐れがあります。
腎症
運動中の血圧上昇、血流の増加が腎臓の血管に負担をかけ、腎症の進行が加速される恐れがあります。
神経障害
足の感覚が低下し、けがに気がつかず、壊疽になる虞れがあります。お風呂に入った時などに足の趾や趾の間を見る習慣をつけましょう。自律神経障害がある場 合、運動中に突然低血糖発作が現れずに低血糖となり、急に意識を失う場合もあります。運動前後の血糖管理に気をつけましょう。
その他合併症
糖尿病の方で高血圧や、狭心症、心筋梗塞をお持ちの方は医師の指示を仰ぎ運動を開始して下さい。また、骨粗鬆症や、骨・関節に疾患のある方は水泳など下半身に負担のかからない運動が良いでしょう。
※ 下の図はそれぞれの合併症の病態に応じた運動の程度です。適した運動を行う必要があります。

運動をやってはいけない時と、運動途中で休む必要がある場合の基準を記します。

運動前の中止基準
★血糖値が250mg/dl以上で尿ケトン体陽性
★収縮期血圧が180mmHg以上
★脈拍が1分間に100以上
★体調が悪い(熱がある、頭痛、腹痛がする、下痢をしている、睡眠不足など)

運動中の休止基準
★動悸がする、脈が早い
★胸が痛む、締め付けられる
★関節や筋肉が痛む
★気分が悪くなる
★目がかすむ
★めまいがする
★疲労感がいつもより強い
★低血糖症状
※この基準は合併症と関係のない方でも同様に適応となります。

おわりに
運動をすることは良いことですが、逆効果とならないように、十分留意して運動をしましょう。

 

出典:練馬総合病院