当サイトについて

合併症の症状、治療、予防法や改善方法まで、
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高血圧、糖尿病は国民病とも言えるほど身近な存在です。
日本人の2~3人に1人が高血圧、糖尿病患者と言われており、
その数は約4700万人に上ります。


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脂質異常症の食事療法

1.適切なエネルギー摂取量とは

エネルギー摂取量は、年齢・性別・身体活動量・肥満度・血糖コントロール・合併症などを考慮し決定されます。一般的には、標準体重を求め、身体活動量に合わせてエネルギー摂取の適量を決定します。

2.コレステロールを控える

 食品からとるコレステロール量は1日300mg以下を目標にしましょう。
コレステロールは卵類、内臓類、肉類に多く含まれています。特に鶏卵には1個(50g)あたり210mgのコレステロールが含まれていますので、1週間 に2~3個を目安にして食べましょう。同様に、コレステロールを多く含む食品は食べる量と頻度を減らすよう注意しましょう。
いかなどの魚介類にもコレステロールが多く含まれているものがあります。しかし、魚介類にはタウリンというコレステロール低下作用のある成分を併せ持っているため、特に制限する必要はありません。魚卵や内蔵を控える程度でよいでしょう。

レバニラ炒め(150mg)

親子丼(380mg)

オムレツ(320mg)

カステラ1切(80mg)

ショートケーキ(90mg)

3.脂質について

 脂質から得られるエネルギー量は全体の20~25%とします。
脂肪には多価不飽和脂肪酸(P):一価不飽和脂肪酸(M)、飽和脂肪酸(S)と3種類ありまが、多価不飽和脂肪酸は植物油や魚油に多く含まれ、一価不飽 和脂肪酸はオリーブ油に多く含まれています。どちらも血液中のLDL(悪玉)コレステロールを下げる働きがあります。飽和脂肪酸は動物性の脂(肉の脂や乳 脂肪)に多く含まれ、LDL(悪玉)コレステロールを増やします。飽和脂肪酸を多く含む脂肪分の多い肉類を控え、植物油、魚油をバランスよく摂りましょ う。
脂肪は高エネルギー(1gあたり9kcal)ですので、いくらコレステロールを下げる働ききのある油だからといって摂りすぎないよう注意しましょう。

4.食物繊維を多く摂る

 食物繊維の中でも水溶性食物繊維に、血清コレステロール低下作用が認められています。(消化管内で脂質吸収を抑制するため)
野菜、海藻、きのこ、こんにゃく、大豆などを多く摂るように心がけましょう。

5.糖質を摂り過ぎない

 砂糖、果物、ジュースなど糖質の摂りすぎは、中性脂肪上昇の原因になります。食事は1日3食を基本として、間食で菓子や果物などを食べ過ぎないよう注意しましょう。

5.アルコールは節度ある適度な量を

 アルコールは血清中性脂肪を増やすため、制限が必要です。また、アルコールは高エネルギーである上に、飲酒によって自制心がゆるみ、食事療法が守れなくなる可能性があるので、できれば避けたいものです。
おつまみは食物繊維が多く、動物性脂肪の少ない料理を上手に選び、適量をたしなむようにしたいものです。
出典:順天堂大学