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高血圧、糖尿病は国民病とも言えるほど身近な存在です。
日本人の2~3人に1人が高血圧、糖尿病患者と言われており、
その数は約4700万人に上ります。


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高尿酸血症の食事療法

高尿酸血症は多くの場合、遺伝的素因に過食、肥満、飲酒、ストレスなどが重なって発症しています。食事療法は、プ リン体を多く含む食品の制限が基本であると認識されてきましたが、現在では、体脂肪率と血清尿酸値との間に正の相関関係が認められており、体脂肪を適量に することが重要になってきました。このため、生活習慣の是正をはかり、バランスの取れた食生活をすることが必須と言われています。

1.適切なエネルギー摂取量とは

エネルギー摂取量は、年齢・性別・身体活動量・肥満度・血糖コントロール・合併症などを考慮し決定されます。一般的には、標準体重を求め、身体活動量に合わせてエネルギー摂取の適量を決定します。

2.プリン体を制限する

 プリン体は肉類、魚介類、内臓、ビール、豆類、などに多く含まれていますが、厳格なプリン体制限は長続きするものではありません。たんぱく質食品(肉・魚介類・大豆製品・卵)の過剰摂取を避け、肉汁や内臓を制限する程度でよいでしょう。
たんぱく質食品(肉・魚介類・大豆製品・卵・乳製品)の1日の適量は、次のようになります。

たんぱく質食品の1日の適量
肉70g程度 魚介類80g程度 豆腐1/2丁 鶏卵1個 牛乳200ml

3.アルコールは節度ある適度な量を

 アルコールはその種類を問わず、その代謝の過程で大量の尿酸を生み出します。また、アルコールを肝臓で代謝する過程では、体内に乳酸が増加して、腎臓での尿酸の排泄を障害し、血清尿酸値が上昇します。休肝日を設けながら下記のような飲酒量に控えることが必要です。
また、ビールに含まれるプリン体はアルコール飲料の中では、含有量が多いとされていますが、食品と比較すると非常に少ない量のため、ビールを特別に禁止 する必要はありません。しかし、地ビールは他のアルコール飲料に比べてプリン体の含有量が多いため、控えた方がよいでしょう。

アルコールの1日の適量
日本酒1合 ビール500ml ウイスキーダブル1杯以内

4.水分とアルカリ性食品のとりかた

 水分を十分とって尿量が増加すると、尿酸の排泄量が増加するため、水分を充分補給しましょう。しかし、ジュースやスポーツドリンクでの水分摂取は、糖分 を摂りすぎエネルギー摂取が過剰になりやすいため、おすすめできません。ノンカロリーの飲料(水・お茶など)で1日2000mlを目標に水分補給しましょ う。
尿のphは食事の影響により変化します。尿が酸性では、尿酸が溶けにくく、高尿酸血症に合併しやすい尿路結石を招く可能性があります。尿酸はアルカリ性~中性によく溶けますので、海草類や野菜、芋類などのアルカリ性食品を毎日摂りましょう。
出典:順天堂大学